■GENIUS 『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』

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『ベストセラー』ってタイトル、どうにかならなかったのでしょうか?シドニィ・シェルダンじゃあるまいし。
「名」編集者パーキンズとならなかっただけまだましか。

ちょっとネタバレあり。

シネマシティで観てきました。
アメリカ文学史ではおなじみのトマス・ウルフとマックスウェル・パーキンズ(パーキンス)。主演二人が実はイギリスの俳優。イギリス英語とアメリカ英語はどうなっていたんだろう?どちらも名優なので自然なアメリカ英語でしゃべっていたのかな。

派手なシーンはほとんどないけどとても良い映画でした。
父と息子のようなウルフとパーキンズ。「Edit」するパーキンズとそれに抵抗するウルフ。2作目まではパーキンズのアドバイスに従っていたが、その後「自立」しようとするウルフ。最後には・・・

パーキンズはなぜか食事の時も帽子をかぶったまま。(実生活でもそうだったらしいけどパンフには結構無帽の写真が多い)いつ帽子を取るんだろうと思っていたら最後の最後に・・・

ラストのトマスの言葉が素晴らしいのですが、字幕よりもパンフに載っていた「完全版」?のほうが字数制限がないためか訳はもっと良いです。
このパンフには柴田元幸さん、川本三郎さんの文章も載っていてとても良い。

バーンスタイン婦人役のニコール・キッドマンも熱演で、睡眠薬をビンからガバッっとほうばるシーンなんかすさまじかった。

時間は短いけどヘミングウェイがでてくるしフィッツジェラルドも。さらにはなんとゼルダまで!

アメリカ文学に関心のある人にはとても面白いし、そうでなくてもじんわり楽しめる純粋に良く出来た映画です。

これを機会に『天使よ故郷を見よ』や『時と川について』『汝再び故郷に帰れず』などの新訳出ないかな。柴田さんどうでしょうか?自分は新潮文庫の『天使よ故郷を見よ』と荒地出版の『汝再び故郷に帰れず』『死よ、誇り高き兄弟』を以前古書で購入しているけど活字の大きい新訳でよみたい。

客席は4割程度の入り。年齢層は比較的高かったが、(元)英文科の大学生、院生の人の割合が高かったのだろうか?
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